お知らせ

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熱意

2012年02月17日

椅子の製作に重宝している機械が、この”ベルトサンダー”です。

20120217sanda-.jpg

僕が使っているのは”長谷川鉄工横型ベルトサンダー900mm”ですが、
ものすごいパワーで削ってくれます。
ボーンチェアーの座板、背板、脚の荒削りなど、椅子作りには欠かせません。
使い慣れると非常に便利な道具ですが、パワーがすごいので木工教室の生徒さんの
中には、試料を吹っ飛ばしてしまう人もいるぐらいです。

そのサンダー用研磨紙(サンドペーパー)のメーカーを、
機械屋さんの勧めで最近変更しました。
機械に取り付けるときに”おやっ?”という違和感があり、
今まで使っていたメーカーの物と違う感触がありました。
同じ番手(僕は80番を主に使います)なんですが、
表面のザラザラ感と紙質が違うように思えたんです。

使ってみるとはっきり答えが出ました。
今までの物に比べて、削り量が少なく目詰まりしやすいんです。

20120217sanda-%20kakudai.jpg

写真の物は大分使い込んでありますが、2,3日使うとこんな感じ
(樹種にもよります)になってしまいます。

このことを機械屋さんに話すとすぐにメーカーの人に情報を入れたらしくて、
3日ほど前に「メーカーが改良詩作品を作ったので試してほしい」と
サンプルの提供がありました。

20120217kenmasi.jpg

これが改良詩作品ですが、識別の為か量産品の茶色ではなく色が黒くなっています。
表面をさわってみると明らかに今までとは違うのがわかります。
明日からこの試作品を使って効果を確認していく予定です。

それにしてもビックリしました。
たかが一工房のたわごとを聞き入れてくれて、
改良品まで作ってこられるとは、研磨紙のメーカーさんの熱意に頭が下がりました。

僕も見習わなくてはと思った出来事です。

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