お知らせ

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やっぱり道具ですね

2013年06月27日

今クルミ材のテーブルを作っていますが、
お客さんのご希望で耳(ヘタ)付きで天板を作ってほしいということでした。

耳付き板を板接ぎで作るのはこれが大変なんです。
耳の部分は片面(今回は天板の裏側)が出っ張っているので、
単純にクランプをかけると裏側に反ってしまいます。
いままでもいろいろな方法を駆使して接ぎ合わせていましたが、
今回はテーブルということで幅が大きくさらに困難です。

どうしようかと悩んでいたところに、吉田機械の吉田社長さんがぶらりとみえて
いつものようにいろいろな道具、機械のパンフレットを持ってみえました。

そこに”キンダイマシン横接ぎ”というものが目に飛び込んできました。
聞いてみると今回のような接ぎには持って来いだということです。
これはナイスタイミングです。
チョット高かったけど、即注文しました。

今日さっそく板接ぎをやってみましたが、ご覧のとおりバッチリで
反りはおろか目違いも小さくなっており、押え不足の部分が全く見当たりません。
20130626yokohagiki.jpg
詳しい構造は割愛しますが、横から締めると同時に上下の押え板が天板を
押えてくれるので、まったく反りが出ません。
中央のポニークランプはサポート程度に使っていますが、多分不要です。

このクランプですが意外に考えて作ってあり、側面の押え板の当たる位置を
変えることができるので、耳の傾きがきつい場合にも問題なく押えることができそうです。
20130626yokohagiki02.jpg

2本で1セットなので、テーブルの接ぎなどには1セットあれば十分だと思います。
最初は使いずらいなあと思いますが、要領をつかめば楽にセットができます。
たぶん以前からあった物でしょうが、これは買いです!!

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