お知らせ

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キャビネット作り・・・のち旋盤作業

2015年01月30日

フラッシュ材のキャビネットで最も手が掛かるのが、面縁材の処理である。
面縁材を使わずに突板のシートを貼り付ける方法もあるが、
あまりにもチープなため当工房では、芯材に貼り付けた突板合板の側面(前面)に、
同一材の無垢板を貼り付けている。
今回はタモの柾目突板合板を使うため、タモ柾目材(厚さ10mm)を貼り付けた。
面縁材の巾はフラッシュ部材よりも1mmほど大きくしてあるため、
突板表面よりもはみだしている。

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これを、突板を傷つけないようにカンナを斜め掛けして、面縁材の”目違い払い”をしていく。
慣れてしまえばなんてことはない作業であるがやはり気を使う。
ようやく本体部分の部材約20点ほどの製作がほぼ終了し、明日から部材の加工に入る。

20150130%20cab02.jpg


キャビネットの作業を終えた後、今日はあんまり好きではない”旋盤加工”にトライした。
来月中に丸棒部材を使った製品を相当数作らないといけないので、
これから時間のある時に少しずつでもやっておかないと間に合いそうもないのである。

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旋盤は木工専用の機械ではなく、依頼先からお借りした送り機構付きの小さな卓上旋盤である。
旋盤に径8mmの丸棒をチャックし、端面を径7mmまで細くしていく。

20150130%20senban02.jpg

一定の径に加工するときには送り機構は欠かせない。
位置決め用の治具なども用意してあったので、失敗することもなく順調に作業が進み、
約2時間ほどで50本ほどの加工が終了した。

慣れてくればもっと早くできそうであるが、単調作業なのでその前に飽きてしまいそうである。
木工旋盤だともっと面白いのかもしれないが、何時間も機械の前に立って作業することは無理!
どうやら旋盤作業は僕には向いていないようだ。

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